にわのいろpartⅡ

2019年春からの庭の記録

ついに抜く、クレパスキュール

ありがとう、クレパスキュール。(2019年のブログより)

 

6月3日、とうとう抜く決心をしました。

数年前から株元に硬いキノコ&苔が生えてきて・・・象の足みたい。

 

幾重にも重なって生えているキノコ。

 

カメラが入らないので、スマホで撮影。

 

このままだと年々弱くなっていくだろうと考えて、処分決定。株元はキノコのせいでふくらんでいたのかもしれませんが、直径15センチほどありました。

株元上から分かれて4,5本出ていた太い枝はテッポウムシ被害で次々と切り落とし・・・2本残ったものの、でも切り口はきれい。

 

切っちゃいました。ああ。

 

抜いた株・・・根がぐるぐる巻きだったのでびっくり。どういうこと?


じつはクレパスキュールの周辺には2年前に伐根したサンシュユの根っこの残りが張り巡らされていて(サンシュユとは150cmも離れていなかった、奇しくもキノコに取りつかれて同じ運命を辿ることに。)、掘っていたら地中のサンシュユの根っこ(まだ腐っていない)をどかすほうがたいへんだった。植えた当初を思い出せば、サンシュユの根っこがじゃまだけど切っておけばいいや、という感覚で植え付けた記憶がある。それでバラの根は渦巻き状態だったのかな??

ひょっとしてサンシュユの根っこと合体している?斧で割ってみたけれど結果そんな感じには見えなかった。だとしたらクレパスキュール、すごい! テッポウムシの痕も削って処置した痕もある。キノコの影響もあるのか多少朽ちているみたいだけど、どっちがどうだかなんなのかよくわからない。


クレパスキュール、購入のきっかけは花フェスタ記念公園(現ぎふワールド・ローズガーデン)の入り口近くでスタンダード仕立ての花を見ていいなと思ったから。2008年2月に村田ばら園(故)から大苗を購入して16年。ついでに買った早咲きレーヴドールと並べて、少しの間コラボしてくれた。レーヴドールの樹勢にやや負けていた気がする。長く伸びる枝の先が分枝してそこに花をつけるので、幹は数本です。
花の形が関係するのかハナムグリにやられやすいけど、春の新芽はレーヴドール同様、赤くて紅葉みたいできれい。ノアゼット系のバラは黒点病には強い気がする。他のバラが黒点病で葉を落とす中、ずっと葉で覆われて目隠しの垣根がわりに。ノアゼット系は暖地系のバラなので初冬でもなかなか葉が落ちず、葉をむしり取りながらの剪定。

 

抜いたあと道路側から庭が丸見えになって落ち着かないので、遮光用ネットをかけておいた。右はレーヴドール。

 

50cmくらい穴を掘ってしばらく放置しておくことに。再度バラを植えるためには同じ土は使えないので(忌地)無難な庭の隅に撒いて捨てて。

 

さて。挿し木したレーヴドール(3号)が3年目で勢いづいてきたようで、この先これはどうしようかと。

クレパスキュールのあとに植える?二つも並べて??いやいや、玄関にあるレーヴドールがこちらもテッポウムシで去年はズタズタで幹一本になってしまったので、いっそ替え時かなとも考えるし。とりあえず鉢増ししてしばらく様子を見ます。
なお、クレパスキュールは挿し木から育って10年くらい経った鉢植えのものがあり、小さいけれどそちらで楽しみます。

 

やっぱりクレパスキュールのあとには同じノアゼット系のバラがいい。そして、レーヴドールほどではなくても早咲きのほうがいいんじゃないかと。この急速な温暖化の中で、遅咲きバラの花は過酷なんです。咲いても高温と乾燥で花びらしわしわ、どれもはやばやと散ってしまう。雨もよくない。
今、我が家にあるバラの2代目(挿し木苗)がいくつか鉢植えで待機しているし、一番新しい購入苗の鉢植えランブラー・ギスレーヌドゥフェリゴンドなんかをまず候補にあげてみたけれど、いかんせん遅咲きで一季咲きなのでやっぱりふさわしくないという結論に。日当たり良すぎる道路側フェンスでは花もちもよくない気がするので、これは午前中のみ日の当たる東庭の故シーザーのあった場所にいずれ植えるとします。

長文で引っ張ってしまいバラには関心がない方には申し訳ないです。けっきょく、クレパスキュールの後釜に決めたバラは、探して探して幸いにも信用のおけるKばら園のネット通販限定の鉢バラ(最後の在庫だったようです)を、迷うことなくぽちっとしてしまったのでした。もちろんノアゼット系。それはいずれまた。

残り人生短いのでギスレーヌとレデイヒリンドンの新苗購入の2021年から後はもうバラは買わないとあんなに誓ったのに・・・でもね、残り少ないからこそ今から先の楽しみがまだまだあってもいいじゃないですか(と言い訳しつつ)。